平成最後のい草の植え付け
純国産高級置き畳「和極」の畳表である銀河を提供していただいている熊本県八代市でい草農家を営む天津氏とご家族が作業をしている様子をご紹介させていただきます。資料は弊店取引先から添付されたものを引用しています。
私たち家族の『い草農家の5つのこだわり』
- お客さのことを考え、心を籠めて織りあげる。
- 農薬の使用を最小限に抑え赤ちゃんからお年寄りまで安心して使って頂ける安全な畳表をつくる。
- 天然染土使用で気品高い色合いと肌触りをめざす。
- 土作りと水管理を大切にし、コシのある美しいイ草を作る。
- 製織では、仕上げ・乾燥・保管のスピードアップに努める。
平成最後のい草の植え付け
11月後半から12月前半に本田へい草の苗を植えつけました。本田へは畳表になるい草を植え付けます。今年は植え手の数名が高齢でリタイアされたこともあり全て手植えで植えつけることが出来ず手植えと機械植えの両方で無事終えることができました。手植えと機械植えの最も大きな違いは苗の量です。機械植えは手植えの約3倍の苗が必要となります。
手植えでは5~7本の茎数を植えるのに対し機械植えは茎の損傷や深植えで生育遅延や収量低下を考慮し15~20本の苗が必要になります。
い草の本田植え付け作業
前年の12月~3月にかけて苗畑に植えつけられた1次苗のい草は成長して5月~8月になると掘り起し株分けをし、本田とは別の苗床田に2次苗として植え替えられます。12月前後更に株分けを行い、いよいよ畳になるために本田へと植え付けられます。薄氷の張る冬の厳しい寒さに耐え忍んだ本田のい草は春の訪れとともに6月中旬から7月上旬の刈り取りまで人の丈ほどまで一気に成長を加速させます。
い草の株分け
1次苗から2次苗までで10倍、2次苗から本田イ田植えでは1次苗の100倍の株数(面積)に増えます。い草の苗から本田に植え付けられるで約1年の時間を必要とします。
カセット形式によるい草の本田植え付け
い草の植え付け作業には、人が植える手植え、9月下旬ころ土と水で湿らせたポットに入れたい草の苗を栽培し機械で植えるポット植え、そして田植えと同じ形式でい草の苗をカセットに入れて植え付けるカセット式の3種類があります。
私たち家族の『い草農家の5つのこだわり』
- お客さのことを考え、心を籠めて織りあげる。
- 農薬の使用を最小限に抑え赤ちゃんからお年寄りまで安心して使って頂ける安全な畳表をつくる。
- 天然染土使用で気品高い色合いと肌触りをめざす。
- 土作りと水管理を大切にし、コシのある美しいイ草を作る。
- 製織では、仕上げ・乾燥・保管のスピードアップに努める。
品評会受賞歴
平成28年第42回熊本県い業大会い草・い製品品評会農林水産大臣賞受賞
平成27年第41回熊本県い業大会 い草の部3等
平成26年農林水産省九州郵政局長賞
平成25年全国イ業連合会長賞
平成24年全国イ業連合会長賞
平成23年全国イ業連合会長賞
平成22年全国イ業連合会長賞
平成20年全国イ業連合会長賞
平成16年2月イ業振興協議会長賞
平成15年2月イ業振興協議会長賞
平成元年9月熊本県知事賞
い草品種 ひのみどり
重量 2.5kg/1帖当たり
長さ選別 2番草(7段階選別)4尺3寸~4尺5寸
仕様本数 230cm当たり約4,000本