畳の特性

やすらぎを与える畳表の天然色

畳の部屋にいると落ち着くといわれます。これは人間の目に映る色彩の落ち着き感とともに、皮膚が感じる「光」と関係しています。 人間の皮膚は呼吸していると同時に光も吸収していると言われ、自分の皮膚の色に近い反射率の色を感じると安心できるという本能があります。 畳の部屋の反射率は日本人の皮膚の反射率とほぼ同じ事から、安らぎを与える空間となる訳です。

鎮静効果

天然畳表は100%い草植物です。い草の香りには、鎮静効果があり、まるで部屋の中で森林浴をしているのと同じような効果をもたらします。

優れた吸放湿性

い草は直径1.5ミりくらいの細い草て゛すが拡大してみると皮の表面には細かいたてじまがあります。断面はスポンジ状になっており、小さい穴がたくさんあいています。(一枚の畳表に4000本弱~8500本使用) 一方、藁(ワラ)は中がストローのように空洞になっています。畳床は藁(ワラ)を、縦横に配し40センチくらい積み上げたものを5センチ程度に圧縮してつくられます。(畳一枚に約30,000本使用)畳はこのように、弾力があり、空気をたくさん含んでおり夏は暑さを遮断し、ひんやりとし,冬は冷たい空気をさえぎって暖かいのです。畳は、湿気を吸収し、乾燥してくると放湿し、室内の湿度を調節する役割も備えています。 
この他 難燃性、空気の浄化、吸音効果 等の特性があります。