いつもお世話になっている熊本県八代市でい草農家を営む天津氏とご家族の皆様が作業をしていらっしゃる様子をご紹介させていただきます。資料は弊店取引先から添付されたものを引用しています。
い草の先刈り作業4月16日
写真上は、4月16日撮影のイグサの先刈り作業。い草の先を刈ることでい草の根元ま陽が当たり、株張りと新芽の成長を促す。い草の先刈り作業後約65日でい草の刈り取りが始まります。い草は新芽が出て65日間伸びると言われていて、先刈後い草の根元に陽が当たりい草の新芽の成長が気候的にも最も効果的になります。い草が成長して刈り取る日から、日数を逆算して先刈を行います。先刈後、畳表に適したい草に育つよう追肥(調整肥)を施します。
い草杭打ち網張り作業4月25日
成長に合わせい草が倒れないように田園に杭を打ち網を張ります。さらに成長して伸びるい草に合わせて網の高さを上げていきい草の成長を促します。網は6月下旬~7月下旬にかけて行われるい草の刈り取り日前日または直前まで張られます。
い草への肥料ふり
い草農家さんの若奥様の肥料振りデビュー。い草農家さんには、大きく分けてい草栽培と製織(畳表を織り上げる)作業の2種類あります。
私たち家族の『い草農家の5つのこだわり』
1. お客さのことを考え、心を籠めて織りあげる。
2. 農薬の使用を最小限に抑え赤ちゃんからお年寄りまで安心して使って頂ける安全な畳表をつくる。
3. 天然染土使用で気品高い色合いと肌触りをめざす。
4. 土作りと水管理を大切にし、コシのある美しいイ草を作る。
5. 製織では、仕上げ・乾燥・保管のスピードアップに努める。
品評会受賞歴
平成28年第42回熊本県い業大会い草・い製品品評会農林水産大臣賞受賞
平成27年第41回熊本県い業大会 い草の部3等
平成26年農林水産省九州郵政局長賞
平成25年全国イ業連合会長賞
平成24年全国イ業連合会長賞
平成23年全国イ業連合会長賞
平成22年全国イ業連合会長賞
平成20年全国イ業連合会長賞
平成16年2月イ業振興協議会長賞
平成15年2月イ業振興協議会長賞
平成元年9月熊本県知事賞
い草品種 ひのみどり
重量 2.5kg/1帖当たり
長さ選別 2番草(7段階選別)4尺3寸~4尺5寸
仕様本数 230cm当たり約4,000本