賃貸物件にお住いになられている方から6畳二間の表替えをご依頼いただきました。
畳と畳、柱には隙間があり多くの畳は角は落ち丸くなっていました。
補修をして畳を敷き込んだ状態
畳表を取り外し框に(畳の短い辺)定規を当てて隙間を測り下紙などで補修します。これは全ての畳において行います。
二間とも部屋の内側に柱がありました。
部屋に柱などの出っ張りがあるとそれらに沿うように切り欠いた畳を製作します。
切り欠き畳を裏返してみると
裏返してみるとタッカー(ホッチキスを大きくしたもの)でステープル留められていました。
畳縁を留める返し部にもタッカーによりステープル留めされていました。
畳縁部
タッカー(ホッチキス)留めの畳
切り欠き部は機械が入らないので糸と針を用いて手で縫い付けます。しかしこちらもタッカーでステープル留めされていました。ステープルは糸と違い畳床の裏側まで抜けて再び畳の上面まで戻る繰り返しがないため撃ち込まれた方向とは逆に引っ張ると抜けます。特に木材と違い畳床のような柔らかい素材では簡単に抜けてしまうためとても危険です。
安価な金額で請け負うことが得意な業者では手縫いの技術がないか時間短縮のための仕事だったかもしれませんがご自分のご家族が使用する畳でもこのような施工ができたのでしょうか。
針と糸で逢着
畳表を張り待ち針で留め框部を針と糸で逢着
下紙と畳縁を逢着し終え縁を折り返す準備が出来ました。
縁を折り返し返しを逢着
納品、畳の敷き込み
隙間なくぴったりと収まりました。
今回は賃貸物件へお住いのお客様からのご依頼で畳の表替え(張替え)6畳二間をさせてただきました。
表替えのお問い合わせから納品(敷き込み)まで
ご依頼
お電話、ファックス、メールで承ります。
ご不明な点がございましたら何なりとお問い合わせください。
お見積り
ご都合の良い日にお伺いして畳の状態を確認させていただきます。裏返しができるようであればご提案させていただきます。畳価格(新畳・表替え・裏返し)
可能なら訪問時に引き取りさせていただきます。
畳の引き取り
ご都合の良い日に畳の引き取りにお伺いいたします。
納品
畳が出来上がりましたらご連絡差し上げ納品させていただきます。
お支払いは納品後に現金、振込又はクレジット払いでお願いいたします。