畳のお手入れ

新畳・表替をされたら

新しい畳表には、畳表を変色やキズから保護するために染土が付着しています。使用する前にこれを取り除いて下さい。手順として畳の目にそって掃除機をかけ次にタオルのような柔らかいもので残った染土を拭き取って下さい。カラ拭きが良いのですが濡れたタオルで拭き取る場合は、固く絞って下さい。ゴシゴシとこすらないで下さい。最後にカラ拭きをして下さい。

日常の手入れ

よく手入れをされた畳は、明るい黄色へと褪色します。掃除機をかけカラ拭きして下さい。カラ拭きすることにより畳表が磨かれて光沢が増してきます。濡れた雑巾で拭くと光沢がなくなり、汚れが染み込み黒ずんできます。

畳の上にジュータン等を敷かないで下さい

畳は呼吸しています。絨毯、上敷きで畳一面を覆うと畳の機能の１つである調湿機能を妨げ畳の寿命が短くなるばかりでなく、カビ・ダニの発生原因にもなります。
畳の上に置いた物を押したり、引いたりしないで下さい。 表面にスリキズができ、毛羽たってきます。

何かこぼれたら

こぼれたまま放置しておくと裏返しのときに大きなシミになっています。すぐに吸収性に優れているキッチンペーパー等で吸い取って下さい。こすると染み込んでシミになります。

ダニ・カビが発生したら

市販の殺虫剤をご使用下さい。ポリスチレンフォームを使用している畳床（藁サンド床、建材床）に挿し込み式の殺虫剤を使用するとポリスチレンフォームが溶けて畳の表面が陥没します。ポリスチレンフォームは、畳の表面から約15ミリのところにあり、その厚みは、約25ミリ程度です。
→カビの発生と除去
→夏場のダニ対策