リフォーム中のお客様宅へ、新畳6枚(縁付き畳)を納品させていただきました。
採寸にお伺いした時にはすでに古畳は撤去され座板の見える状態でした。

しっかりした座板(荒板)
畳の下に敷かれている座板(荒板)は、約15mmほどの厚みがあり、しっかりとした状態でした。
現在ではビス固定が主流ですが、昔は釘で固定されていることも多く、年月が経つことで木材が乾燥し、釘が緩んで床鳴りや沈み込みの原因になることがあります。
こちらのお宅では、座板に十分な厚みがあり、築年数の割に床全体の強度もしっかりしていたため、安心して新畳を納品することができました。
しっかりした座板の効果
- 畳の沈み込みを防ぐ
- 「きしみ音」を軽減する
- 重い家具を置いても安定しやすい
- 階下への音の伝わりを軽減する
座板の腐食や劣化が進行すると、家具が不安定になり倒れる危険性があります。ただし、すぐに床が抜け落ちるケースは多くありません。多くは徐々に強度が低下し、次のような症状が現れます。
- タンスや棚が傾く
- ガタつきが出る
- 扉の開閉がしづらくなる
特に重い家具は荷重が一点に集中するため、傷んだ座板への負担が大きくなります。
危険性が高まりやすいケース
以下のような状態では注意が必要です。
- 長年湿気が多い部屋
- 雨漏りや結露歴がある
- 白アリ被害がある
- 畳を踏むと大きく沈む
- ミシミシ音が強い
- 家具周辺だけ床が柔らかい
これらは座板や根太(床下地)の強度低下が進んでいる可能性があります。
新畳を依頼をされる理由
畳の上を歩くと沈み込むため、「畳の寿命かな」と思われて新畳をご依頼いただくことがあります。
実際に畳を上げてみると、畳そのものではなく、下地の座板が割れていたり、固定していた釘が外れていたりするケースも少なくありません。座板を固定し直したり交換することで新畳に交換することなく表替えで安心して畳の上を歩けるようになります。
他には、畳を入れてから25年以上経過している、畳表が擦れてボロボロになった、湿気や雨漏りによる傷みがあるなど、交換理由はさまざまです。

畳床が傷んでなければ表替え
畳は「畳床」と「畳表」を分けて考えることが大切です。
畳表が傷んでいても、畳床が乾燥し、しっかりしていれば「表替え」で引き続き使用できます。
特に、使用頻度の少ない座敷や風通しの良い二階のお部屋などは、畳床が長持ちします。
畳は30年を目安に交換が必要と言われていますが、使用頻度と畳床の状態によってはそれ以上のご使用が可能です。家族が毎日使う居間は日々劣化していきますが、頻度の少ないお客様をお通しする座敷や、陽当たり、風通しが良く湿気が上がりにくい二階の部屋の畳などは傷みも少なく長く使用できます。畳は畳の心材である畳床といつも見える畳表を分けて考える必要があります。毎日使う居間の畳表が傷んでささくれ穴が開いて畳床が見えてきても畳床がしっかりしていれば畳表を替えるだけで引き続きご使用いただけます。
畳を新調する目安
一方で、畳床を縫っている糸が広範囲で切れている、シロアリ被害で崩れている、雨漏りで腐食している、溶剤などで畳床が溶けている、このような状態では、畳表を張り逢着して固定する強度が保てないため、新畳への交換となります。

施工内容
- 新畳:縁付き畳をリフォーム住宅へ納品
- 数量:6枚 6帖
- サイズ:本間
- 畳表:熊本産 綿ダブル 1番草
- 畳縁:亀甲黒
- 畳の厚み:二寸
畳を踏んで柔らかいとお感じになられましたら、是非一度お問い合わせください。畳を上げて裏側をご確認していただき状態をお伝えいたします。新畳ではなく表替えをご提案させていただく場合が多くあります。T様この度は弊店をご利用いただきありがとうございました。
1番草、2番草について
成長したい草は長さによって選別されます。(選別度合いは5~7段階)140cm以上、130cm以上、120cm以上、110cm以上、100cm以上に選別されます。最も成長した一番長い⑤番だけを抜き取ったものが1番草で、次に④⑥を抜き取った草が2番草、④⑥が3番草、③⑦が4番草、②⑨が5番草となります。

選別の長さによる古芽と新芽の混じり方
いぐさの芽が出る順番は①②③④~⑨と出るため最初に芽を出した①は太く濃く順に細く薄くなります。一番長い⑤だけを抜き出した草は古芽と新芽の混じりがなく太さが揃っています。2番草以降長さは同じでも太さの異なる古芽と新芽が混在します。番手が下がるほど太さに差がつき製織後は山谷で繰り返される行が左右にぶれてきます。また古芽と新芽の時期の違いにより明暗差のある不均一な退色になります。
表替え・畳の張り替え

畳床はそのまま取り換えることなく使用し、畳表(ゴザ)と畳縁(畳の両端を布で覆ったタタミヘリ)を新しいものに替えることを表替えといいます。
黒い茶色になったり、破れたり、見苦しくなったら表替えをしてください。
表替えをすることにより、隣の畳との隙間や敷居と畳に隙間がある場合、畳表の幅を少し大きくカットしたり、畳の長さを少し長く(畳床の端面に隙間分のゴザを縫い付けます)することにで隙間を埋めることができます。
※新畳又は表替えをしてから7年ほどであれば裏返しでも良いと思います。新しい畳表ほどではございませんが落ち着いた色合いをしておりお部屋と馴染み費用を抑えることが出来ます。
新畳又は表替えをした直後に「新しい畳が傷む」との思いから上敷きやカーペット等を新しい畳の上に敷くのはお勧めできません。せっかくの新しい畳に上敷きなどを敷いて覆いをしますと畳の調湿機能を妨げ湿気がこもり畳床、畳表を傷めカビ、ダニ の発生原因となります。畳は毎日の生活で使用されることで畳表が磨かれて艶が出てきます。




















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ここに1~2本使用し、縁が畳床の下側へ3~5cm程度回り込んでいるのでそこへ1本使用します。通常はこの部分×4ヶ所のみに使用されます。



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糸引き


